最近はスマートフォンやオーディオプレーヤーで音楽を試聴する方が大半だと思います。
そのため、パソコンで音楽を視聴する方は少ないかも知れません。
ですが、何も知らずにただ音楽ファイルを再生しても、音質がわるかったり、きちんと再生されなかったりと知らないうちに損をしている事もあります。
そこで今回がパソコンで音楽を聴くときに確認しておきたい点についていくつか紹介していきたいと思います。
今回は音楽配信ストリーミングで曲を聴く場合を除外し、音楽ファイルをパソコン上で再生すること前提とした話をします。
ファイルの拡張子の違い
音楽を再生するファイルは一見すると、音楽ファイルのマークとタイトルしか表示されませんが、プロパティでファイルを確認しますと、最後に「.wave」や「.avi」が確認できると思います。
これは拡張子よばれるファイルの様式となります。
拡張子によっては日頃使っている再生ソフトに非対応だったりするのでこの拡張子は事前に確認しておく必要があります。
この拡張子は様式が違うだけでなく、音質にも影響を及ぼします。
代表的な拡張子の違いはこのようになっています。
WAVE
windowsの標準的な音楽ファイルの拡張子はこのwaveになります。
市販で販売されているCDの音源の拡張子も基本この拡張子になります。
DTMでの音源作成の時もこの拡張子が基本のため、いわばプロ仕様の拡張子となります。
基本的に音質が非常に良いため、音質にこだわりを持つ方はこの拡張子で再生をおすすめするのですが、その分容量が大きくなり、3分前後の曲で約30MB程度のサイズとなっています。
一般的なオーディオプレイヤーが大体8~16GB程度ですので、大まかにみて250~530曲程度しか入りません。
mid
デスクトップミュージック(DTM)の楽譜ファイルであるmidiがこの拡張子になります。
こちらは音楽ファイルというより、楽譜のファイルになりますので市販で販売されている曲とはちょっと違います。
再生自体はできるのですが、付属の再生ソフトからはピアノの音で再生されるだけです。
どうしても再生したい方はCubaseやLogicといった高価なソフトを購入して、それぞれの楽器に合わせた音源を立ち上げる必要があります。
ちなみに、Cubase付属の音源ソフトではどうしても安っぽくなってしまいがちになります。
引用元:http://classic-midi.com/midi_player/classic/cla_Tchaikovsky_kurumi-rosi.htm
こちらのmidiファイルをCubase付属の音源ソフトで再生してみます。
簡単に音源ソフトを立ち上げて再生してみましたが、やはり原曲とどこか雰囲気がちがいますね。
最後オーディオダウン時にwaveにしてしまっていますが、きちんと再生してしようとするとwaveかmp3のどちらかになってしまいます。
少々脱線してしまいましたが、midiは音楽再生に適していない拡張子となります。
再生する時は注意してください。
mp3
mp3は主に携帯用プレーヤーで利用する際に使用される拡張子となります。
基本的にはオーディオプレーヤー用ではあるのですが、パソコンに標準搭載されている音楽再生ソフトでも十分に再生できます。
waveと比べてサイズが10~11倍ほど圧縮されていますが、その分音質がwaveと比べると劣ります。
ですが、サイズが圧縮されるため曲の管理をする時にそこまでHDDの容量を圧迫しないという利点もあります。
再生できない音楽ファイルがあったら
音楽ファイルは先ほどあげた拡張子以外にも他にも無数存在します。
こういった拡張子を再生しようとすると一部再生出来なかったり、不具合が発生したりします。
このような場合は、音楽ファイルの拡張子を変換するか音楽再生ソフトの対応している対応拡張子をインストールするのが良いのですが、後者の操作はちょっとわかりにくいです。
ですので、前者の拡張子の変換のやり方を紹介いたします。
こちらのサイトでの操作が一番簡単でしたので紹介します。
まず、サイトを開きます。
こちらの「ファイルを開く」で先ほど紹介した「くるみ割り人形」の曲をmp3に変換してみます。
ついでに品質も最高品質にしてみます。
準備ができましたら③の変換をクリックします。
クリックしますとダウンロードが始まりますので、音源を確認してみます。
きちんとmp3になっていますね。
容量も19.3MBから0.9MBにまで圧縮されていました。
最高音質で変換しましたが、変換元とくらべると音の広がりと高音域の伸びが気持ち狭まった程度の劣化はありますが、聞く事に関しては特に気にならないレベルですね。
是非とも参考にしてみて下さい。