音楽を聴くときに使う、外出するときにはまずイヤホンはかかせませんね。
今回は自分にあったイヤホンの選び方を紹介していきたいと思います。
- カナル型?インナーイヤー型?
- イヤホンのスピーカーの違い
- イヤホンの構造の違い
- プラグの形状の違いと変換端子
- もしプラグを確認せずに購入して後悔していても大丈夫!
- ワイヤレス方式の違い
- Bluetooth方式の注意点
- まとめ
カナル型?インナーイヤー型?
カナル型
カナル型は別名イヤーチップと呼ばれるタイプのイヤホンとなります。
近年ではこちらのイヤホンが主流となってきており、まるで耳栓のように耳を塞ぐのが最大の特徴となります。
耳栓のように隙間がないように耳を塞ぐため、遮音性が高く、音漏れもしにくいのが特徴となります。
ですが、耳を完全に塞ぐこともあってか音に開放感が足りないように感じやすくなっています。
インナーイヤー型
非常に軽い装着感が特徴で、耳を完全に塞がないデザインとなっています。
耳を完全に塞がないため、遮音性や音漏れに関してはカナル型と比べても弱いのですが、その分音域が広く感じやすくなっています。
近年では取り扱いが減ってきてはいますが、プレイヤー付属のイヤホンでこの型が未だに採用されているため、入手は容易である。
イヤホンのスピーカーの違い
ダイナミック型
一般的に普及しているのはこちらの型となります。
安いイヤホンがこちらの型を採用していることが多く、ipodなどの付属品としてついてくるイヤホンも基本はこのスピーカーとなる。
低音の出力が非常に良くまた和音も綺麗に再現してくれますが、低音が強く出過ぎるために安すぎる物を選ぶと高音やボーカルが低音に埋もれてしまう事もあります。
また音の分離をよくするために空気穴を作っているため、カナル型であっても音漏れが発生します。
得意なジャンル:EDM、HR/HM等
バランスド・アーマチュア型
価格が2~3万円付近のいわゆる高級イヤホンがこちらの型を採用しています。
片方のイヤホンにスピーカーが2~12個も入っている物の多く入っているものもあり、音の再現率が非常に高くなっています。
これだけスピーカーと搭載しているのにもかかわらず、省電力であり非常に軽くなっています。
音は低音より中~高音域の再現性が非常に高く繊細な音も再現できるため、女性ボーカルの声が前面に出てきやすいです。
また、空気穴を作っていないためか音漏れがかなり軽減されます。
その一方で低音が弱くなってしまうため音の重なりが薄くなってしまい、音の厚みがうすくなりやすくなっています。
得意なジャンル:ジャズ、POP、クラシック等
ハイブリッド型
先に説明した二つの特徴をもったイヤホンとなります。
二つの相反する特徴をもったスピーカーを内蔵することで二つの良い面を合わせたイヤホンとなります。
ですが、あまりに安いものや作りが甘い物を選ぶと音がぶつかり合ったり、バラバラになってしまったりと一番当たり外れが激しいイヤホンとなっています。
そのため事前の口コミの調査や下調べをしないといけない型となります。
得意なジャンル:どのジャンルでも問題なし
イヤホンの構造の違い
クローズド型
密閉型ヘッドホンとも言われるこのクローズ型ですが、装着部部分にメッシュが張られており、装着時に耳をすべて覆う事が特徴となっています。
このメッシュ部分が非常に高い遮音性を発揮しており、外のノイズやヘッドホンから流れてくる音も音漏れしにくくなっています。
その一方で音が篭もりやすいためか、中音域から高音域が低音に埋もれてしまう事もあります。
近年話題になっているノイズキャンセリング機能はこの密閉型でしか搭載できないため、その点は注意してください。
音の特徴は密閉させた空間に流れてくる音で鼓膜を震わせるためか、音圧を非常に感じやすく、低音が前面に出やすくなっているため、重低音をじっくり聞きたい方にオススメとなっています。
写真をみればわかることなのですが、他のイヤホンと違い大きくなりやすいため、家でじっくり聞くように購入される方も多いのですが、近年では折りたたみが出来るタイプも販売しているため、以外に場所をとらないモデルも存在します。
オープン型
開放型とも言われるオープン型は装着部分が小ぶりで装着がしやすい事が特徴となっています。
耳を覆うようなメッシュがないため、どうしてもある程度音漏れが発生します。
これはカナル型であってもインナーイヤー型でも発生しています。(音漏れの度合いでいうのなら、カナル型の方がマシです)
また外側からのノイズも防ぎ切れないため、音楽を聴いていてもどうしても外のノイズが入ってしまいます。
音の特徴は耳への開放感もあってか非常に抜けが良く、広い音域を感じる事ができます。
特に女性ボーカルの曲を聴くときはその繊細な表現も再現されているため、女性ボーカルの曲を多く聴く方にはオススメです。
ですがその反面、低音が比較的苦手のため、音の厚みを感じにくくなっています。
プラグの形状の違いと変換端子
イヤホンには大きく分けて二種類のプラグが存在します。
この二つには大きな音質の違いはありませんが、手持ちのプレーヤーの接続端子に左右されます。
イヤホンのプラグにはミニプラグと標準プラグの二種類があります。
ミニプラグ
ミニプラグは直径3.5mmのかなり小型なプラグとなります。
最近のスマートフォンやMP3プレーヤーの接続端子はこちらの端子となります。
お手持ちのスマートフォンで接続端子の穴の大きさを確認しておくとわかりやすいと思います。
標準プラグ
こちらの標準プラグは一言でいうなら「プロ用」です。
作曲の現場や録音の際に使用する高級イヤホンの接続端子は基本このプラグとなります。
直径6.3mmと大型なため、耐久性にも優れています。
大型のため、まずスマートフォンの接続端子には接続できません。
もしプラグを確認せずに購入して後悔していても大丈夫!
このプロ用のプラグをもった高級イヤホンをスマートフォンで使いたい!
プラグをろくに確認せずにかっちゃった・・・
こんな事になっても実は使う方法があります。
実はこういったプラグを変換して使うための変換プラグが存在しております。
以下は例ですが
ワイヤレス方式の違い
近年ではイヤホンのワイヤレスが進んでおり、町中でワイヤレスイヤホンを利用されている方を見かける事も多くなってきています。
このワイヤレスですが基本はbluetoothが中心となっているのですが、中には方式が違うものが存在するため、それぞれの特徴と違いを説明していきたいと思います。
Bluetooth方式
bluetoothが内蔵しているイヤホンです。こちらが現在主流となっています。
2.4GHz帯の電波を利用して無線接続をします。
消費電力も少ないのですが、通信距離は短く通信速度も遅い物となっています。
また、スマホで使用する際にはスマホ側で設定が必要となってくるため、最初の設定が面倒となっています。
基本的に接続できる機種は一つのみで同時にスマホとプレーヤーに接続する事はできません。
2.4GHz帯無線
bluetoothと同じく2.4GHz帯を利用して接続するのですが、こちらの方が高速通信でかつ約100m程という広い通信距離を持っています。
またこちらは2.4GHz帯とは別に5.0GHz帯の2つの通信帯を持っているため、bluetoothより安定した通信が出来ます。
1つの送信機に対して複数のイヤホンと接続できるだけでなく、テレビとも通信ができるためテレビの音声をイヤホンで聞くことが出来るようになります。
ただし、消費電力がbluetoothより高いという難点があります。
またスマホや現在主流のオーディオプレイヤーではこちらに対応していない物が多いので注意が必要となります。
また最初に必要な設定がややこしいという事もあり、各メーカーでも取り扱いが減ってきています。
赤外線
赤外線を利用して接続するイヤホンとなります。
こちらはWIFIや2.4GHz帯といった電波と干渉する事が少ないものとなっています。
ですが現在赤外線で接続する事を想定しているのはテレビが中心となっているため、テレビで聞く方のみが対象となっています。
現在も取り扱っているのは大手ですとSONYだけですので、スマホやプレーヤーでの利用を想定している方は気をつけてください。
Bluetooth方式の注意点
Bluetooth方式のワイヤレスイヤホンは2種類のタイプがあり、あらかじめ知っておかないといろいろ後悔する方も多くおります。
そこでこちらではそれぞれの種類を紹介していきたいと思います。
完全ワイヤレス型イヤホン
完全ワイヤレス型イヤホンはその名の通り、ワイヤーが一切ないイヤホンとなります。
一切ワイヤーがないこともあってかワイヤーが絡まっていざ使おうという時にほどく作業がはいるという事が一切ありません。
また運動の際にもワイヤーが揺れてちょっと気になる事もありません。
以上のように取り回しが非常に良いのでが、消費電力が激しい事もありあっという間に使えなくなることがあります。
イヤホン自体が取り回しが良いというのは、言い換えればなくしやすくなっているということにもなっています。もともとイヤホン自体は小さいものなので。
また、毎日充電しないといけない上にあまりに安い物を買うと同じ価格帯の物と比較しても極端に音質が悪くなるといったデメリットがあります。
左右一体型のワイヤレスイヤホン
こちらはあまり見かけないのですがイヤホンの左右が有線でつながっているイヤホンとなっています。
機器に直接有線でつなげる必要がないだけでそれ以外はワイヤレスとなっています。
有線ですので絡まってしまう事もありますが完全ワイヤレス型より消費電力が少なく、紛失しにくくなっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大きく分けるとオープン型とクローズ型の2種類が存在し、オープン型にはカナル型とインナーイヤー型が存在します。
駆動方法でも3種類存在し、無線か有線か
その無線でも主流となっているbluetoothでも2種類存在しています。
どの組み合わせのイヤホンが自分の好みに合っているか試していって、一番気に入った組み合わせのイヤホンを覚えてしまえば今後のイヤホン選びが楽になりますね♪
是非今回の記事を参考にしながらいろいろ試していってみて下さい!
ここまで記事を読んでいただき、誠にありがとうございました。
当ブログでは音楽に関わる有益な知識や情報を皆様にご提供させていただきますので、どうぞご期待ください。