メタリカというバンドを知っているでしょうか?
アメリカのBIG4と呼ばれる4つのバンドの1つで、何度もグラミー賞に輝いたすごいバンドです。
そんなメタリカのギタリストがどうもバンドへの愚痴を言っていたみたいなのでちょっとまとめてみました。
メタリカとは
メタリカは1980年代から活躍しているHR/HMバンドです。
アンスラックス、スレイヤー、メガデス、メタリカの4つのバンドを合わせてアメリカでBIG4といわれています。(日本ではスラッシュメタル四天王とか言われているそうです。)
4つのバンドはデビュー当初、スラッシュメタルをやっていたのですが、最初だけで(スレイヤーだけは最初から最後までスラッシュメタル)それ以降はメタル調ではあるもののいろんな要素を混ぜつつ、後発のバンドに多大な影響を与えたとされています。
メタリカはこの4つの中でも最もセールス的に成功しているバンドであり、グラミー賞、アメリカン・ミュージック・アワード、ビルボード・ミュージック・アワード、ロックの殿堂のすべてを獲得した、まさしくモンスターバンドです。
代表曲は「master of the Puppets」
この曲はすべてダウンピッキングで弾くという、普通のギタリストの右腕を破壊する曲で、私も手持無沙汰の時はこの曲のリフをいつもひいて、右腕のトレーニングをしています(笑)
後この「One」も押さえておきたいですね。
この曲は「究極の孤独」をテーマにしており、PVの映像は映画「ジョニーは戦場にいった」の映像となっています。
楽曲のドラマティックな展開と後半になるにつれ、ジョニー本人の激情を歌ったかのような展開が実に心打つ曲です。
この曲でメタリカはメタルバンドとして初のグラミー賞をとり、以降グラミー賞でメタル部門が生まれたという逸話があり、ある意味歴史的な名曲です。
カーク・ハメットの愚痴
メタリカのギタリスト、カークハメットが「rolling stone誌」で愚痴を言っていたようです。
「俺は音楽全般に興味がある。いろんなタイプの曲をプレイできる。ジャズやボサノヴァ、ブルース、ジプシー・ジャズ、東欧のバラードだってプレイする。でも、俺がそういった曲をプレイできることを知る人はいない」
「ジャズのボイシングやコード、ちょっとしたテクニックをあちこちに忍ばせようとしてる」が、「いつもだ。“ブルージー過ぎる”とか言われるんだ。俺は、“なんでだよ。ただのスライドじゃないか。もういいよ、トーン警察”って言い返してる。でも、トーン警察は必要だ。トーンは超重要だから」
個人的にはカークハメットはメタリカ、exodusといったスラッシュ一辺倒人間だと思っていたので、ちょっとびっくりしました。
ですが、考えてみればカークハメットはスティービー・レイ・ヴォーンといったブルースアーティストやチェット・ベイカーといったジャズアーティストに影響をうけたという発言があったので、ただ単に私が知らなかっただけなのかと思いました。
せっかくだからどんなプレイをするのかと思い、youtubeで調べたらこの動画を見つけました。
こちらの1:45分から2:20にかけてまさしく今回のインタビューで言っていたようなプレイを披露していました。
たしかにブルージーです。メタリカのような王道メタルに合うか疑問が出るようないかついブルージーさがありました。
ライブではソロの時にはこっそりいれているという発言があったため、ちょっと探してみました。
カークハメットはワウを多用することで有名なので、聞きなれない人は変な音が聞こえるという風に聞こえるかもしれませんが、1:10あたりからフレーズに注意して聞くと、確かにと思いました。
フレーズがブルース系のギタリストがやりそうなフレーズだからです。
まとめ
今回、カークハメットは
「メタリカで俺のアイディアはいつも却下される」
と愚痴っていますが、そもそも
この名曲はカークがいなかったら生まれなかったんですよね~。
個人的にはいうほど却下されているイメージはないのですが、まあ本人のどうしても取り入れてほしいところが却下されているのなら、仕方ないのかなとは思いますが。
今回の記事でカークハメットの演奏の幅の広さが大変よく分かったので、私もせめてファンクはできるようにならないと、なんて考えました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回もよろしくお願いいたします。